日本語でProfessional Scrum Master II(PSM II)に合格した話が見つからなかったので、軽く書いてみる。PSM IIは、高度で複雑な課題に対してスクラムフレームワークを用いて解決する能力を英語で実証するためのScrum.orgによるスクラムマスターの認定資格。Scrum.orgは、アジャイル開発手法の一つ “スクラム” の共同作成者であるKen Schwaberによって設立された組織で、トレーニング、認定資格、コミュニティなどを提供している。
学習リソース
PSM IIは中級者以上向けなことから、この記事を読んでいる人はスクラムの基礎知識や参加の経験がある前提。自分が試験を受けるまでに読んだ資料リンクと一言を共有していく。基本的には、実践を自分なりに重ねて考える力を付けることが重要。
範囲を理解する
資格の詳細ページを見た上で、試験範囲を確認する。加えて、調べて出てきたFocus areaを説明している投稿から、以下に特定
- Empiricism
- Scrum Values
- Roles
- Events
- Artifacts
- Done
- Self-Organizing Teams
- Facilitation
- Leadership Styles
- Coaching and Mentoring
- Forecasting and Release Planning
- Product Value
- Product Backlog Management
- Stakeholders and Customers
- Scaling fundamentals
- Nexus framework
- Application of Nexus
- Emergent Software Development
- Continuous Quality
- Organizational Design and Culture
- Evidence-Based Management
対応する公式ドキュメントを検索
Learning Pathの左カラムにて、関連記事などを表示させることができる。
Scrum Guide 2020のキャッチアップ
スクラムの仕様であるところのScrum Guide 2020にて、2017年バージョンとの差分を理解する。
Self-managingについて学習
差分のうち、新しい用語のself-managingについて理解を深めることにした。
感想
PSM Iを取ったのが2018年だったんだけど、Scrum Guide 2020をキャッチアップするのに良い機会となったので人にオススメできる試験だと感じた。PSM Iと比べると、問題文・選択肢が2-3倍長くなるので難易度が高め。問題文・選択肢を正しく理解しないと回答できないので、これから受ける方がいれば読み飛ばさずに丁寧に解いていくと良いかと思います。